第14弾 開催模様
参加者数
A. シェアリングエコノミーでがっちり! ~持ってるものを共有して、新しいビジネスを考えてみよう! | 37人 |
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B. ブラウザだけでできるIoTアプリケーション作成 ~ AzureとRaspberry PIを使ったIoTプログラム | 18人 |
A. シェアリングエコノミーでがっちり! ~持ってるものを共有して、新しいビジネスを考えてみよう!
日時 | 2017年12月15日(金)13:30~17:30 |
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場所 | サンサン横手 |
担当講師 | 株式会社ディアイティ / 河野 省二 , 日本マイクロソフト株式会社 / 後藤 里奈 , 内閣官房 情報通信技術総合戦略室 シェアリングエコノミー促進室 / 三田 智史 |
参加者 | 37人 |
横手でもできるシェアリングエコノミービジネスを考えようというテーマで3人の講師の方々をお呼びし、前半では三田先生からシェアリングエコノミーとは何か・後藤先生からIoTビジネスとはどのようなものかをお話しいただき、後半では河野先生主導で、班分けをして各班でシェアリングエコノミービジネスを考え、発表しました。
シェアリングエコノミーとは、「個人等が有する活用可能な資産等(スキルや時間等の無形のものを含む)を、インターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動」です。安心面の関係で、日本ではシェアリングエコノミーの認知度・利用する気持ちがまだまだ高いとは言えない段階です。自治体とシェアリングサービスとの連携で、地域の特長をより活かしたり地域の課題への取組みに新しい方法を示したりすることが可能になるため、地域へのシェアリングエコノミーの普及が推進されています。
IoTとは、「様々なモノがインターネットに接続することで、モノと相互に情報をやり取りし制御する仕組み」です。モノから得られた情報を使ってユーザーへ新たなサービスを提供することが可能になります。今までのマーケティングは理論的な仮説と検証の繰り返しで、そこそこのヒットを確実に打つことを目標とする世界でした。ユーザーへ提供するモノ・サービスを通じて情報を取得することで、フィードバックの精度向上、早いアクションを取れる等、よりヒットを打ちやすい環境になりつつあると言えます。
シェアリングエコノミービジネスを考える時間では、ワークシートを使って自分の持っているものを洗い出すところから始まりました。実際に考えてみると、自分が持っている中で他人にシェアできるようなものがあまり思いつかず、難しかったです。最終的な発表では、「誰かが出張に行くとき、出張先の飲み屋に詳しい人が飲み屋を教えてくれるサービス」「クリニックを医学生に貸して職業体験」「コスプレ衣装貸し出し」「横手~秋田空港間で車に相乗り」など、バリエーション豊かなサービスが挙がりました。今回のセミナーをヒントに、新しいシェアリングサービスが始まるとよいと思います。
B. ブラウザだけでできるIoTアプリケーション作成 ~ AzureとRaspberry PIを使ったIoTプログラム
日時 | 2017年12月16日(土)13:00~17:00 |
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場所 | 横手商工会議所 |
担当講師 | 日本マイクロソフト株式会社 / 吉田 雄哉 , 小町 紘之 |
参加者 | 18人 |
ここ数年IoTという言葉はよく耳にしますが、実際どういうプログラムで動いているんだろう?と疑問に思っていた方も多いと思います。今回のワークショップではブラウザだけでできるお手軽なアプリ作成を体験し、IoTプログラムの基礎を学びました。
「モノのインターネット」なのに「モノ」がなくてもブラウザだけでできる、その秘密はweb上に公開されているRaspberry PIのシミュレーターです。擬似的な温湿度計として振る舞うシミュレーターをAzureのIoTハブに接続し、Azureを通して送られるデータをウェブサイトでリアルタイムに表示するまでをステップバイステップで教えていただきました。
通常はまずRaspberry PIやセンサーを手に入れて…というところから始まるものですが、今回はシミュレーターやAzureのサービスを利用することで、温度計からのデータ送信・取得、さらにはウェブサイトの立ち上げまで全てブラウザで行うことができました。
実践に近い形で大まかな全体の流れを一通り確認できたので、最初の一歩として非常に良い体験ができました。自分でIoTデバイスを作ってみるなど次のステップに繫げていければと思います。